脳味噌パーン。滞在時間3時間40分。スパイス仙人のスパイス床に大覚醒
世田谷代田は「ボンナボンナ」にて、下記を。
・アボカドとすだちの三つ葉のサラダ with 白レバーパテ
・ハーブ&スパイス焼きトマト&きのこ
・スパイスベジ&スパイストマトチキン
・タマリンドビール(通称:多摩美)
・チャイ
影山陽平さん(42歳)はスパイスの申し子。
有識者の中には、相手が”私(僕)の使う言葉”を知っている前提で話される人がいます。こういう人は信用できる。コミュニケーションのチューニングよりも、伝えたいことに夢中なの。影山先生は完全にそれ!持論キレッキレ!
まず、お料理ですが、懇切丁寧に内容を説明していただき前菜からオーダー。最初にアボカドと三つ葉のサラダ。柑橘までを感じるネパール山椒が入る。三つ葉と白レバーとアボカドがバッキバキに合いますね。晩夏の季節まで感じるサラダ。乙だなぁ。
ハーブと木の子とトマト焼きは、マスタードオイルにカスリメティとニンニク、あとフェンネル(かな?)の構成。うんめえー。少ない素材で複雑な美味さをバチっと出してきます。甘酸っぱい多摩美(タマリンドビール)が堪らん、合うわ
そして、ベジとチキンです。影山さん曰く、「カレーでは無いが、カレーと呼んでもいい」という逸品。40種のスパイスと麹を混ぜてつくる「スパイス床」という魔のリーサルウェポンが使われるのですが滋味凄まじ!うおー… 開く… 覚醒しちゃうー!
野菜もそれぞれ火入れが違うし、焼いたエシャロットが乗ったりする。チキンも信じられないくらい奥行きあるうまっさ。スターター、テンパリングと油でスパイス溶かさないって製法にもオッタマゲータ。全ては乳化!だそうです。
最後にチャイ。これは飲んで。違いを語るのは野暮天。砂糖でない、この甘さ。
影山先生はマジモンのマジでした。シナモンだけで10種くらいご紹介いただきました。スリランカの懇意にしているスパイス農場では「影山棚」があるそうです。マジでイカれてて、イカしてる。スパイスの話に夢中になって気づくと3時間40分。初々しいコリアンダーをいただきました。感無量。通う。
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