ゴールデン街に3軒目ヤドカリー店が爆誕!怪物小林さんの絶品ヴィーガンカリー
新宿ゴールデン街は「銀河系CURRY」にて『白と緑のあいがけカレー』を。
ドアを開けると「スプーンが無いんです」と告げられました。
あまりにもドラマチックだったので長文です。
エピタフ、サンラサーに続きお昼だけカレー営業のヤドカリーが、また生まれてくれました。
ゴールデン街に通い続けて11年。嬉しい限りでございます。カフレの中野 友彦くんと往訪です。
と、前述しましたが、そんな新店のドアを開けますと、
慌ただしい様子の女性から「スプーンが無いんです!あと豆乳!」といきなり告げられる事態に。
皆さん、想像つきますか?カレー屋さんにスプーンがない衝撃。
気付くと僕と中野くんのニューエラキャップ被ったおじさん2人は、歌舞伎町のスーパーでスプーン3本と指定されたスジャータの豆乳を買うというミッションを任されていました。
店に戻ると既にお客様が1名着席されていて、
その方から「あ、すみません(笑)スプーン待ってました!」と感謝される。
そして、すぐに1名またお客様がいらっしゃってスプーンが1本足りなくなる。
3本じゃ足りなくない?って言った不安が見事に適中です。入ってきたお客さんはキョトンです。
すごいでしょう?ここまでドアを開けてから30分経って無いんです。やっぱりゴールデン街大好きだ。
さらに女性シェフは「10人分用意したんですけど、あいがけカレーにしたら4人分しかなかった!これで売り切れw」と。
まずね、名前を聞いたよね。もう器が違う。豪快。怪物。
いろいろ聞くと、お名前は小林さん。
和食の経験が少しあり、菜食主義のヴィーガンで提供するカレーも野菜しか使わないヴィーガンカレーだそう。
乳製品はもちろん蜂蜜も使わないんですって。
で、カレー。一連の流れから、正直、カレー大丈夫かなぁ…大味じゃねえかなぁと思ったんです。
でもね、想像を良い意味で裏切る絶品カレーでした。
白のカレーは大根とマッシュルームから作るドロリッチ。
辛味はチリ系のドレッシングのようなもので加えます。マイルドでハオ。
緑のカレーは抜群のスパイスセンス。
ネギと紫蘇と生姜をたっぷりつかってタイグリーンカレー風にまとめるシャバ仕様。
これはね、相当美味い。生姜とネギのストレート・フックがマジでいい。
ソイミートの唐揚げも付きます。これ初めて食べたけど、ホントに肉ね。
ヴィーガンじゃなくても完全に納得の味。
妄想インドカレーネグラさんのベクトルですね。
盛り付け野菜やアチャール、サブジを充実させれば尚良しです。
豆乳とブルーベリー酢でつくるラッシーもご機嫌に美味かったです。
これは大物ルーキーですわ。怪物小林さんから目が離せません。
※現在、PQ’sというお店をオープンしています。
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