竹中兄弟のソウルフードはここのラーメンだった。今は誠実な創作カレーもある
土浦は「福来軒」にて『ツェッペリンコロッケカレー』を。
おらが街の誉れ。
僕が生まれ育った茨城県土浦では「土浦カレーフェスティバル」ってご当地カレーコンテストのイベントをやっていまして、カレーヲタの間ではちょっと有名だったりします。
土浦とカレーでどんな由来があるかと言うと、ググるとこんな感じです。
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1929年(昭和4年)、当時世界最大級のドイツの大型飛行船ツェッペリン伯号が世界一周の途中、土浦に飛来した際に、飛行船の乗組員に土浦ならではの食材を使ったカレーを振る舞って歓迎したという歴史があります。
こうしたことから、平成16年「食のまちづくり検討委員会」を組織し、市内飲食店等の協力を得てカレーによる食のまちづくりの取り組みがスタートしました。
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でも、僕には全然馴染みがないんです。大学2年生の2000年から上京してるので、このカレーフェスが始まる時には地元にいなかった。
カレーが好きで、土浦出身って言うと、知ってる人からは、だからですねーとか言われるんですが、マジで関係ない。
ただ、このカレーフェスで有名になった中華料理さんが実家の近所にあるんですね。それが福来軒さん。ここは実家から徒歩一分のお店で、竹中家にとってはスーパー具沢山の味噌ラーメンである「ぜいたくらーめん580円」のお店。もう超ソウルフード。同じ町内だから超身内。今でも値段変わってない。
こちらのお店がカレーフェスが始まってから、土浦名産の蓮根が入ったカレーとカレーラーメンを創作し、それが人気を博しております。この間、帰郷した際に初めていただいてきました。うちの弟は脇でぜいたくらーめん食ってたけど。ちょっともらったけど。
まず、中華出汁を感じさせますが、片栗粉とカレー粉でまとめる中華カレースタイルではありません。親しみあるニッポンメイドと中華のハイブリッド。日比谷慶楽のカレーを家庭的に振った感じ。美味ぃ。土浦カレーのお約束である蓮根も素揚げで大胆に鎮座。バラ肉もいい。単純にカレーと煮込んでるんじゃなくて、カレーに入れる前に別で仕事されている。大変手の込んだカレーであります。
また、このカレーコロッケがいいんだ。粗目の具沢山で完成度高い。単品でも売ってるんですが、本当にホクッと美味しいです。これが700円。福来軒さん(店主さんを僕はこう呼ぶ)は超がつく真面目で信念ある人なので研究に余念がない。尊敬しちゃうな。うんうん。感動しちゃう誇れるカレーでした。
しかしですね。このカレーフェスに対しては僕は町興しとして懐疑であります。これについて言いたいことをまとめてたらスーパー長文になってしまったので、後で、まとめてオコ。
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