七味の雄によるスパイスカリー。善光寺参道からお贈りする和印フュージョン
かなり研究してる!やってんな!
善光寺は「八幡屋礒五郎 本店 横町カフェ」にて『3種の横町カレー 信州味噌スープ付き』を。
やってこ!マーケットの空き時間を、ちょいと抜け出して御当地カレーをいただきに。こちらは、浅草「やげん堀・中島商店」、京都・清水「七味家本舗」と並ぶ七味御三家の1つで、江戸時代中期から代々続く名門です。
最近ではガラムマサラも開発されてまして、BEAMS JAPANとかでも買えるのですよ。他にお菓子を作ったり、化粧品を作ったりと、伝統を大切にしつつ、攻めてます。ジャケもカッコいい。
本店の奥がカフェになっていて、そこでカレーがいただけるのですが、七味やスパイスがスバァーと10種試せます。最初にバードアイってチリをいただいたら辛すぎて、A先生とむせて死ぬかと思った。深煎り七味が、かなり好みでしたので、バードアイ酢と一緒にこっそり買いました。
さて、カレー。超研究されてます。
黒(信州牛と七味ガラムマサラをさらに焙煎した辛口黒カレー)
赤(トマトベースに七味バターが溶け込むバターチキンカレー)
緑(ココナッツミルクとほうれん草サグにフェンネル利いてるマイルドカレー)
というラインナップ。デリーさんのカシミールに影響を受けているような黒。かなり好みです。辛口の加減をよくぞここまで強気に。店内の雰囲気に反比例する気骨さが出ています。
赤はトマトとチキンというゴールデンタッグを七味がキレイにまとめあげ、甘ったるいバターチキンの印象は皆無。食わせるねぇ。おうちでも作ってみたいと親近感までわくカレーです。
緑はA先生が絶賛してましたが、キノコがふんだんに使われておりまして優しいテイストでございます。いいですね。単品でもいいですが、他の2種とのコントラストとしても機能する。
あ!味噌スープは絶対につけましょう!日本人である喜びを噛み締めろ。
七味という目線も大切にした和と印の傑作でございました。長野の幸でカレーを作りたくなっちゃったなぁ。
訪問日