ここは “お店” として本当に好き。隙がない新潟中華実験室
普段は絶対的な酸辣湯麺と全とろ麻婆麺の威風にヤラレてます。
中目黒は「新潟 三宝亭 東京ラボ」にて『咖喱担々麺』を。
カレーが無いから、今まで書いてなかったけど、この度、季節の限定メニューに咖喱担々麺が登場してまして、ラン&ガンで行ってきました。ここ、マジでよく通ってます。
全体的に黒いスチールの鈍ったメタリックと濃い茶色の木の質感がベースにまとまってます。清貧かつ男らしい厳かスタイリッシュ。少し錆びた鉄の扉、椅子のセレクト、カウンターの高さ、奥にあるテーブル、蒸し器から出てる煙が外から見えるように設計された外壁の窓、などなどディテール上手。ステキ。シズる。
ハード面だけで無く、熱くならない鉄器の器も、流れてる音楽も、スピーカーの音質まで妥協が無くいい。メニューも簡潔だし、新潟特産品の出し方もシレッとした控え目フィーチャー。唯一、イソップみたいなボトルの演出はちょっとやり過ぎかなーって思うんだけど、そういう少しイキった感じも含めて好きだ。
で、やっぱり美味いんだ。
酸辣湯麺と全とろ麻婆麺の二枚看板どちらかをオーダーするのが定石でして、どちらも大変オフェンシブで、うんまいよぉ~です。
僕は麻婆派で辛さは4段階ありますが、メタメタ辛いです。わりと辛いの大丈夫なんだけど、破壊力あるので辛増し1か2にしてます。美味さ辛さ痺れのバランスが僕的にはソコなのだ。
だけど、今回は咖喱担々麺だ。白胡麻が強い、コクあり、甘さありのこってり系担。肉味噌もしっかり。オーソドックスっぽいが、珍しいのは、この仕様でバチっと山椒を効かせてくるところ。新鮮です。
カレーのスパイスもしっかりアクセントになってていい。そこに人参の薄切り素揚げに、パクチー入れて、レモン絞る。わかるだろ?満足しか待っていないんだ。
そういえば、燕三条のやってこマイスター斎藤 広幸くんに聞いて初めてこちらの母体がフランチャイズ展開していると知りました。この中目黒のお店以外は普通に地元に愛されるラーメン屋だったり、ファミレスみたいな感じだったりするそう。こちらのお店だけ見てたら想像できないなー。実力派の企業努力も好き。引き続き通うと思います。
訪問日