生き方を整える。
12月も終わりです。2020年も終わりか。
今年は2月末からずっと「コロナが主役」で、2020年を終わるに終われないような状況ではあるのですが、時の流れだけは待ってくれないので、今年も12月31日になったら2020年は終わって、1月1日からは新年であります。何を当たり前のことを今更と思うでしょうが、今年は当たり前ができなくなった年なのです。
個人で考えても2020年は色々とあった。離婚問題が思っていた以上に絆が強く複雑であったのか、人生初の被告となるし(被告って書かれると胸にくるものがあります。早く終わって。)、コロナの影響もあって、どう生きていくのかをよく考えたし、そもそもイベント商売は大打撃です。今年は収入のメインである試合が1試合しかできていないので、割と厳しい状況になっています。2019年は3試合したのが、1試合であるから楽ではないです。
経済的には厳しい状況が続いているとはいえども、それでもそれなりに楽しく過ごせているし、GoToトラベルを使って地方遠征に行ったりとそれなりに楽しくできています。ずっと言われていたことだとは思うのですが、自分自身の幸福は自己の内部にあるもので、幸福は勝ち取るものではなく、どう感じるかの問題だと思っているので、このタイミングで充足型にして行った方がいいのではないかなと思っています。仕事のバランスを変えたり、働き方を変えたりして、生き方を整えていくのは自然の流れだと思っています。
地方生活をずっと夢見ていますが、37歳の今も格闘技選手としてダメージも少なく、身体能力は下がれど、それを補って余りある経験とやりくりで、成績もパフォーマンスも一向に下がってこないせいで、練習拠点のある東京を離れることができないでいます。もっとボロボロな自分を想定していました。先のことはわからないものです。だって被告になっているなんて思わなかったもん。
最近のホームカレーになりつつある池袋の「curry Punje(カリー プンジェ」。相変わらずマイペースの営業スタイルで木曜から日曜の昼営業とはなっていますが、木曜日は休みになることが多い。先日もカレーファイターとして、将来を嘱望されるレスリング世界選手権銀の選手を練習後にお誘いしようとしたら臨時休業。営業が安定しないからこそ、さらに通ってしまうところが主導権を完全に握られています。
11月までのメニュー「ビリヤニ風ポロウ」は毎週通っていて、お気に入りであったのですが、12月に入っての新メニューは「香草とゴマのカレー」となりました。これは行かねばとなって営業しているか否かTwitterで確認してからのプンジェin。一緒に行った美人ギャルが香草が食べられない方だったのですが、香草嫌いでも気にならないカレー。香草が苦手な人も大丈夫な気がします。今回も満足。
カレーもブームですがサウナもブームです。最近は「サ飯(=サウナ後の食事)」も注目されていて、サウナ施設の食事も格段に美味しくなっています。熊本の「湯らっくす」のアジフライ定食はよかったです。ご飯がおいしいこともサウナ施設の評価基準になっていて、サウナと水風呂の往復を愚直に求める「男の世界」から良い具合で距離ができていると感じています。
サウナ後のご飯は確かに美味しく感じます。これは運動後のご飯に通じるものがあると思っていて、汗をかいた後のご飯は美味しく感じます。食事自体の美味しさもありますが、受け手のコンディションも大きく左右するので、いつ食べるかも大事になってくるはずです。同じものを食べても、そのときのコンディションで感じ方が違ってくるだろうし、いつ来ても美味しいと感じさせる料理人の凄さを感じずにはいられません。まさに塩梅。
サウナ後においしいカレーが食べたい。サウナ後にプンジェが食べたい。プンジェの近所に日本一のサウナと名高い「かるまる」があるので組み合わせで使ってみようと画策しています。どうしたら美味しく感じられるのかを考えるのもまた面白いです。美味しいものが食べたいで終わらずに美味しく感じられるように受け身を取るといいますか。
2021年を迎えてしまうようです。2020年の2回目が2021年のような気さえします。
2021年も良い年にしましょう。2020年もこれはこれで楽しかったです。良い年にするんだ!