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COLUMN

コラム

青木真也カレーコラムシンガポールのビリヤニ
2021.01.29
COLUMN

2021年1月23日、生き残って食べたビリヤニ

written by
青木真也
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日本は緊急事態宣言中。世界的に国際間の移動が難しい中で1月22日にシンガポールで試合がありました。

 

青木真也カレーコラムシンガポールのビリヤニ

 

日本で生活してると自粛であって「お願い」ベースであるので、行動の制限をされることはなく、村社会的な押さえ付け合いさえ「知らねーよ」とできてしまえば自由なのですが、国が違うと別の話でして、違反したら追い出すぞ!とか罰金かけるぞ!とかお縄を頂戴することになります。

 

特にシンガポールは厳しく、入国したら試合までホテルから出ることはできないし、部屋から出るのも練習や公式のインタビューなどの行事以外では禁止されています。政治犯とか経済犯はこんな感じなのか。日本の緩さが好きです。日本人っていがみ合う文化ではないし、馴れ合いの文化ですからね。昨日の敵は今日の友が真実であって、仇討ちみたいなのは滅多にないように思います。

 

試合前も試合後も許された行事以外はホテルの部屋から出ることはできずに過ごしていました。ただインドア派の僕としては本を読んだり、ウェブで仕事をしたりと意外にも快適だったのも事実です。こんな経験をできるのもまた貴重です。

 

ホテル滞在中は食事は朝食だけ出るのですが、それ以外は「foodpanda」でデリバリーします。ウーバーイーツ的なアプリで弁当がホテルのドアに掛けられます。ホテルがインド人街のど真ん中に位置しているのに、カレーを食べにいけない歯痒さが残ります。そもそもデリバリー料金掛けて、味気ない容器に入っているのには釈然としません。さらに言えば父が出前するくらいなら食べに行く気質だったこともあって、僕には出前が遺伝子レベルで根付いていない気がします。

 

青木真也カレーコラムシンガポールのビリヤニ

 

試合前はコンディションを気をつけていたこともあって、カレーを頼むのは避けていたのですが、幸運なことに試合を無傷で勝利したので、翌日はカレーを頼むことにしました。ちなみに試合終了後は、食欲が沸かずに翌日の昼くらいまでは水分を取る程度のことが多いです。それもあって昼過ぎに何を食べるのか考え始めます。foodpandaもいいのですが、どうしてもローカルのお店で食べたいと頭を悩ませます。

 

そうだ!こういうときにシンガポールの友人がいるのだ。「ちょっと出前してよ」と連絡すると快諾してくれます。格闘技を通じた知り合った友人はお願いを聞いてくれることが多いのですが、それは格闘技が上下が付きやすいスポーツなこともあると思うんですよね。バスケ部の上下よりも柔道部の上下の方が厳しい的な話はありますよね。まあ僕の場合は僕の人間性に惹かれてだとは思いますが。

 

ホテルの目の前にインド料理屋さんがあるので届けてもらうことにします。

お米が食べたかったのでナンではなくマトンビリヤニを注文しました。東京でビリヤニを注文すると当たり外れが多いのですが、シンガポールのインド人街ではビリヤニが安定しています。どこでビリヤニを頼んでもそれなりに美味しいのです。

 

青木真也カレーコラムシンガポールのビリヤニ

 

10シンガポールドル(800円)で満腹が約束されたサイズです。スパイスの味を噛みしめるようなビリヤニで、シンガポールに来たことを認識するには十分な味です。でもエアコンの効いた部屋で食べるよりも店前で暑さを感じて食べる方が美味しいと思います。以前の生活様式はなかなか戻らないって話ですが、できるだけ昔のような自分の内臓の強さを信頼して好きなものを食べるような生活に戻りたいなと思います。そのために今は我慢なのでしょう。

 

ビリヤニにケチることなくマトンの塊が入っていて「そうこなくっちゃ」と胸が躍ります。雑な感じで豪快にマトンがあって、それを手を汚しながら食べるのが好きです。これぞビリヤニの醍醐味。

 

世界的なコロナウイルス蔓延の中で海外に試合に来て、隔離生活の中で食べたビリヤニの味は変わらず美味しかったです。食べた環境や自分の状態で味の感じ方は変わります。2021年1月23日に食べたビリヤニの味は味は忘れることはないだろうし、次にシンガポールでビリヤニを食べるときは、店先で汗をかいて食べることができるといいなと思います。先が見えない世の中だけれども目の前にあることを必死にコツコツとやっていきましょう。

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AUTHOR

WRITER青木真也
株式会社青木ファミリー代表取締役。1983年5月9日生まれ。静岡県出身。小学生の頃から柔道を始め、2002年に全日本ジュニア強化選手に選抜される。早稲田大学在学中に、柔道から総合格闘技に転身。「修斗」ミドル級世界王座を獲得。大学卒業後、静岡県警に就職するも2カ月で退職して再び総合格闘家の道へ。そして「DREAM」「ONE FC」で世界ライト級チャンピオンに輝く。著書に『空気を読んではいけない』(幻冬舎)、『ストロング本能』(KADOKAWA)。趣味は献血、カレー、サウナ。 https://note.mu/a_ok_i
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