塩辛という魔法。昭和30年代から引き継がれる独創カリー。最後はホラー映画でイチャイチャ
立川は「シギリヤ」にて『セイロン風カリー』を。
一度は幻になりかけたカリー、恐悦に存じます。
見た目は怖いけど、中身はもっと怖い 佐藤 尚之師匠の魂のカレコミで行って来ました。
昭和30年代、大阪北新地のステーキハウス「オリムピック」という名店があり、
お客としてきてたスリランカ人の”スパイスを提供するからカリー作って!”という要望から生まれたこのカリー。
その味は、複数の弟子達に引き継がれましたが、門下も閉店が続き、ほぼ根絶状態に。
しかし、門下のステーキハウス「たけうち」の御子息が、脱サラ後3年の修行を経て立川に復活させたというわけです。
実に三代に渡って引き継がれているカリー。
襟を正していただきます。
セイロンカリーという名前だったそうですが、セイロンのスパイスを使っているものの完全に独創オリジナル。
なのでセイロン風カリーになったんだとか。
現在はスパイスもセイロン産ではないそうです。
カレーの構成は小麦粉不使用で、玉ねぎ、リンゴをふんだんに使い、スパイスと牛乳でまとめる内容。素敵なシャバシャバ。
最初に甘みを感じるがだんだんと辛さがジワってくる。
そして、そこに超個性的な薬味を投入です。
それが塩辛。これがめちゃくちゃうまい。めちゃくちゃうまい。
めちゃくちゃうまいんだ。
100円の全ての薬味が揃ったトッピングセットは絶対に必要です。
世界が変わる。惜しむな。
あと、このルゥーで、うどんもあるそうです。凄い。
竹内さんとは話し込んでしまいまして、
カレー話からご趣味の映画のお話になり、
クローネンバーグ好きという共通項から、
収集されているポスターを拝見し、ホラー映画ヲタ全開の展開に。
大変楽しい時間を過ごさせていただきました。
この人、変だ。尊い人を見つけた。
また必ず来ます。火曜は竹内さんじゃない方が、インドネシアカリーを提供しているそう。
そちらも美味しそうでした。
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