真のオールドスクール札幌スープカリーは移動式チキンレッグ一本勝負
キッチンカー移動販売「蜂鳥カリー」にて『幻のスープカレー』を。
姿勢も、お味も、とってもラジカル。
dancyuに掲載されておりましたお店。
自らを「八王子、下北沢あたりのジャンクなスープカレーに行列している憐れな東京人の救世主」と
イケダハ◯ヤト氏を思わせるディス名乗り。殆ど名指しだし。
しかし、必要なのは馴れ合いじゃなくて高め合い。
良い感じのカレースタイルダンジョンです。HIPHOP。
蜂鳥カリー的には、昨今のハンバーグや角煮のスープカレーなど、良くも悪くもラーメンみたいになってると。
本来は骨付き鶏もも肉に、たっぷりの素揚げ野菜を入れるスープカレーのみが正統派札幌スタイルで、それで勝負するから”古典派”なのだそう。
と、まあ食べてみよう。
これでイマイチだったら泣けるじゃないか。値段は1700円。ハードルは高い。
で、持ち帰って会社で食べたんすが美味かったぁ。
「スープカレーは和食だと理解している」という言葉に嘘がない含蓄あるお味。
鶏ガラと昆布の出汁が効いてます。でもパンチはある。
愛を感じるカレーバカ一代だ。確かに他にはないですね。
出汁寄りのスープカレーってスッキリ方向に行くけど、強さがある。
出汁有り複雑ラッサムというか。
あと、鶏肉がマジで美味い。これはすごい。キッチンカーでこれできるんだ。
辛さを辛口にしたんですが、汗がドバドバ出て、かなりデトックスしました。
前にメラ屋さんというお店をやってたそうですが、そこからの七転八起をすげえ感じましたです。
今のスタイルの味が決まった瞬間に、傍にカレー師匠の細胞さんがいたって話は爆笑した。
カレーの何かが生まれるところに必ずいる。
※現在、上北沢に店舗をオープンしています。
訪問日