夏休みの脱力をふわふわと回帰する店名のチルみが異常。
下北沢は「カレーの店 八月」にてチキンとキーマを。
暇なのに退屈じゃなかった夏休み。ダラダラ生きることが許された夏の空気を感じるこの店名。
オーナーの名前を聞いて、そのチルみに拍車がかかる。
なんとサニーデイサービス曽我部さんのお店なのだ。
コロナ時期のオープンとなってしまって、なかなか行けなかったがテイクアウトで往訪です。
ゴールデン街のなじみの店で働いている女の子が曽我部さんの大ファンで教えてもらったのだ。
でも、その女の子は行ったことがないという。そんで、モジモジしながら、後で感想を聞きたいと言う。
コロナに過敏なタイプでもないので、なんで行かないんじゃい?
って思ったら、なんと曽我部さんご本人がお店に立ってカレーを作ってることがあるらしいのだ。
緊張して直接会えないってことらしい。ウブですなー。
いやー、でも、曽我部さんは本当にカレーがお好きなのだなぁ。
そういえば「サマーソルジャー」のアルバムのジャケに写っている後ろ姿の男は、ヘンドリクスカリーバーの若林さんだもんね。
若林さんは出てないけどYoutube貼っておきます。
音楽が好きのカレー好きって人は本当に多い。構成が似ているからだろうな。
ロックだとホールスパイスはベースとかドラムで、パウダーはギター、最後の仕上げはヴォーカルみたいな。
hiphopだとホールスパイスでトラック作って、パウダースパイスでラップして、旨味を引き出すのにエフェクトかける、みたいな。今で言うカスリメティはTrapみたいな、みたいな。
カレーはベースのオリジナルである八月カレーにパリッとしたチキンが乗るチキンカレーに出汁も入った海老カレー。トッピングにキーマが200円。後でわかったが、これはマストトッピングである。
こういう、あんまり考えさせないメニュー構成って本当に好きだ。カレーを食う時はできるだけ頭を使いたくない。
で、カレーはこれに入れてもらったのです。僕は今、自分が保菌者の可能性を考えて可能な限り弁当箱持参のテイクアウトをお願いしている。ゴミが出るのが嫌なもんでね。愛用の弁当箱はインドの弁当箱ダッパー。これいいんですよ、漏れないしね。
アジアハンターさんのところで売ってますので是非。今、売り切れてるけど、インドのロックダウンが終わったら補充されるはず!ステッカーでカスタムするととってもイケてる弁当箱ができますぞ。
あ、でも八月さんは、基本的にはテイクアウトの場合は、お弁当セットが出来上がってるみたい。
だから、弁当箱持参の人は、取りに行く1h前くらいに事前連絡しましょう。僕もそうしたよ!
それで、持ち帰っていただきました。
チキンカレーは鶏肉に丁寧に焦げ目をつけた後入れスタイルです。
すんごいしっかり作ってる。この焦げ目出すのスゲー面倒ですからね。
グレービー(ルー)は、胡椒の強さにちょっと「カレーリッチ」感が隠れるしゃばしゃばカレー。
そして、トッピングのキーマが爆裂に美味い。
バチッとスパイスが効いてて、こっちも鶏肉ですね。重く無くて素敵。
作り手の好みがしっかり出てるのもいいな。
カレーから店内のデザインまで、ゆるさの美意識が立ったお店でした。
訪問日