不安呼ぶ 狭き螺旋が つながるは 讃岐うどんの アメリカモダン
原宿は「香川一福」にて『日替わりBセット(かれーうどん、ライス、とり天)』を。
原宿に餅つきの用事があって、そう言えば!と寄りました。地下ですが、軒先が広く太陽光が入る心地いい立地。
しかし、その地下に降りるのに、恐ろしく狭くて頼りない螺旋階段を降りなくてはなりません。高所恐怖症の僕をとても不安にさせます。サクラダファミリアの階段もこんなだったな。
クルクルしてからキャッチーな暖簾をくぐると、広がるのは嫌味がないミニマルでモダンなアメリカ風の店内。超意外でやんす。
空間と食い物のコントラストにパキューンときます。ここで食うUDONは美味いに決まってる。
お目当はオーナーさんが仲良しということで生まれた四ツ谷フレンチ「北島亭」監修カレーうどん。すごいランクの牛ちゃんフォンドボーが入ります。さとなおさんに教えてもらった2つの山の共作だなんて、もう狂ってるぅ。
濃厚丁寧な仏仏とした仕上がりルーに、カルピスバターなんてハイカラなものを入れていただくんですが、もういきなり無茶苦茶美味しい。ただの円やかじゃない、奥行きがあります。
で、ここから別で付いてくる出汁を足します。そう、なんと登場の時点では出汁が入ってないのです!出汁を入れると一気に複雑系になって、こらまたうんまい!とり天も超合う!
神保町のアツマルとかも近い感じだけど、
クリーミー系と元祖系の中間に位置しつつ抜け目ない緻密な作品でした。
訪問日