鮫のカレーは夜食べに行くといい。スパイスとお酒でドドンガドン。
本駒込は「スパイスバル コザブロ」にて『ネオな鮫カレー』を。
奇特にもクラウドファンディングで「タケナカリーwith西田くんと一緒に行くミステリーカレーツアー参加権」にて御支援いただいた伴野くんにリターンを実施させていただきました。
伴野くんは、私が大学時代のバスケットボールサークル後輩にあたる人物なのですが、とっても克己心が強い人でして、新卒USEN営業のキャリアから「オラ、料理人になる!オラ、店、持つ!」という野望を掲げ、目黒Bistro-SHINの名店修行を経て、オーナーシェフとして三軒茶屋で「ドイーニョケンタローネ」をOpenさせた魁!!男塾でいうと富樫源次みたいな豪傑なのであります。
そして、その伴野くんが友達もいいですか?と連れてきたのが宍戸くん!宍戸くんは大学バスケサークル時代の同期!見た目がチャラいですが、今ではSNSやらインターネットやらでファンを作ってこ!という株式会社BOKURAの代表取締役なのです。昔は家出して、僕と一緒に半同棲生活してたのに偉くなったもんだ。
そして、アル・カポネ、エル・チャポに並ぶ世界三大悪党の一人、西田も。
僕の同窓会みたいな感じになってしまったのに、流石は西田。もともと友達が少ないから人見知りという感覚が麻痺しているので、すごいテンションで会話に入ってきます。我々が気を遣い、狼狽した。
訪れたのは、コザブロさんです。これはもうね「お酒とスパイス」という美しいマッチメイクを体現しているお店なので、ソムリエの資格も持つ伴野くんにはピッタリだと思って、セレクトさせていただきました。
オーナーシェフの菅原さんは非常に顔が怖くて、デカくて、熊みたいで、絶対に歌舞伎町とかで会ったら目を合わせないようにするべき人なのですが、お作りになるお料理の数々が、もうもうとーっても繊細なのです。うめーもんを知ってるからできる技。最近、ハズキルーペ買ってたけど。
キャロットラペには、クミン以外の何かがいた、と伴野くんは震えていました。
やはりこちらのお店で正解でしたよ。砂肝アチャールうめかった。
そして、続々と。
白サバフグのスパイス干し
博多地鶏スパイス干し
青鮫のスパイスカルパッチョ
スパイス干しシリーズが凄まじい。僕は特にフグがすごいと思った。この仕上がり。他の魚では体現できない。
是非食べてみて欲しいです。
全てがお酒と合うことは、もはや説明不要。全部、お酒に合う。ワイン、日本酒、焼酎、なんでもござれでございます。
その中でも、山椒のGINにビビッと来ちゃったなぁ。クセのあるお酒にスパイスのクセを合わせるのがすごく好き。
他にも自家製ハムだったり、クリームチーズのようなライタだったりとレパートリーが広い。和洋印と研究がすごい。
このスタイルだからかお客様はカレーマニアってより、地元の人が多いそうです。街の味ってかっこいいですね。
そして、最後は、
名物の看板カレーはコブミカンの香りが拡がる気仙沼産の鮫を使ったカレーなんですが、ディナーはコルハプール風の鮫カレーという。これは頼むしかない。ローストココナッツだとー!!チキンとの二種盛りにしました。
カレーリーフが泳ぐチキンはサラサラと。塩の具合は身体に優しく。
鮫カレーは確かに以前食べた内容よりも、クリーミーさが増した厚みがある感じ。
白身の魚ってカレーにいいなあ。全然臭くないです。いい意味での淡白さがあってずっと食える。
やっぱり、コザブロさんは夜を体験しないといけません。
お酒と、スパイスと、鮫。
最後に記念撮影しました。
伴野くん、この度は御支援ありがとうございました。
西田とは、この後、バチバチに殴り合った。
訪問日