地球を凝縮すると、ここに辿り着く。奥芝スープカリーという叡智
八王子は「奥芝商店 八王子田代城」にて『炙りスペアリブと甘唐辛子』を。
結構な衝撃作でした。
とうとう、スープカリーの巨星として、その名を轟かせる奥芝商店さんに行くことができました。
個人的には蜂鳥さんが仕掛けるビーフ対象としても要注目のお店です。
まず、到着して何にビビったってデジタル整理券なんすよ。
名前まで登録できてしまう。「タケナカさまー」と呼ばれて起立して店内に行くのは新鮮。
そんなITリテラシー高めな入店でしたが店内はとってもセピアな感じ。
席に扇子が用意されてて、なかなか風雅な雰囲気です。
スペアリブとエビスープってコンビがお店のレコメンとなっておりましたので、それをオーダー。コレがビタッとキタァー!
エビスープムーブメントの立役者は伊達じゃない。
僕は肉系スープ派なんですが、ここのエビスープは問答無用に美味。
濃厚な海の恵みに溺れます。臭みも無いぞ。
コレがホロホロのスペアリブに無茶苦茶合う。
そもそも、このスペアリブなんなの。
こんなにデカくて食べ応えバッチリなのにスプーンで簡単にほぐれる。
そして、野菜よ。デカい、濃い、美味い。
答えはシンプルなんだ。デカくて、味が濃くて、美味いんだよ。
この甘唐辛子の力強さ。契約農家さんと良い関係が出来てますね。
海老出汁に、スペアリブに、たくさんの野菜って、もう地球を食べてるぜ。
なぜか中島みゆきさんの「地上の星」が脳内ループしていました。
良い意味でラーメンの世界観を感じましたね。蜂鳥さんのスープカリーとは別物。
蜂鳥さんの方が正統派という主張はdancyu以降、シーンへの説得力も強くて頷けます。
が、こちら数多のトライ&エラーから導き出された至極の一杯も忘れてはならぬ。
日本らしいカレーとも言えるでしょう。
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