困ったらカレーだ。
37歳の2020年は現役生活の後半。ラストスパートも兼ねて、重みのある試合をして仕上げていこうと考えていました。そこで誰もが予想しなかったであろうコロナウイルスの流行。収入の柱であるMMAの試合を2020年は行えないでいます。正直に苦しい現状で見通しが立たないでいます。
イベント系の業界は人を集めることができないので、コロナウイルス流行の影響を大きく受けてはいます。だってお客さんを入れられなければ、ゲート収入をメインにしていたイベントであれば成り立たないし、国際的なスポーツイベントであれば、国際間の移動が制限されてるので、そもそも選手を集めることができません。それも世界的な流行となっているので、一部地域がおさまったからといった問題でもありません。
こんな状況だから、どうしても自分達業界だけが苦しいと考えてしまいがちです。
今、苦しいのはイベント、スポーツだけではなく、全ての業種が苦しんでいます。飲食業は最たるものだろうし、アパレルだって、医療だって、どこだって苦しい話やニュースが入ってきます。僕達だけが苦しいわけではない。そこらへんの認識を間違えるとそれなりに炎上をするので、よく考えておくのがいいし、冷静に考えた方がいいのです。ただどうしても言いがちなのはスポーツや芸術であり、格闘技はその側面は否めないので自分たちの意識以上に注意が必要だと思っています。
僕も苦しいけど、皆も苦しいよね。それでも頑張っていこうよね。
そんな気持ちを持っていると自然と穏やかな気持ちになれるものです。最近は外食=カレーになっています。この状況下で仕事で食事をする機会が減ったので、威勢のいい食事をしたいと思うわけでもなく、街にあるカレー屋さんにフラッと入って、カレーを食べる日々です。週に3〜4日はカレーを食べているので、SNSを見た一緒に食事をしている人から「昨日もカレーじゃなかった?」と言われること多数です。カレーはどの店にもあるし、選ぶのが面倒に感じる僕のようなタイプにはもってこいなのです。
そうだ。選ぶのが面倒だからカレーの側面も間違いなくあります。
僕は店を予約したり、何かを選ぶのが苦手です。それは食事でも服でもそうで何かを選ぶのにストレスを感じてしまうのです。だから服も最小限に抑えるミニマリストだし、カレーも早稲田に引越したムガルカフェか池袋のcurry Punjeをメインにしているし、サウナは近所の中村浴場をメインにしています。メインを決めて日によってアレンジすることで選択するストレスを回避しています。
池袋のcurry Punjeはメニューが2つしかありません。2つしかないからこそ、どれにするか決めやすいし、決めていないでも、とりあえず注文を頼むときに決めれます。だって2つしかないから。この選択しなくていい楽さはあると思っていまして、日常で選択することが多いからこそ、生活で極力選択しないようにするのはありだなと思っております。困ったらカレーだ。
しかし、このコロナウイルスはどうなるんですかね。どうしようもないし、できることをやっていくしかないのですが、如何せんウイルスでどうなるかが見えてこないので、不安になることはあります。いつ明けるかわからないので、あの手この手で生き残りをかけてやっていくしかないのでありません。というわけで何とか整えて試合をすることができるように奔走しております。
皆で歯を食いしばってここを耐えましょう。今はあの手この手で生き残るときだ!
おれたちはファミリーだ!
あ。著書「距離思考」が発売されました。よろしくお願いします!