人生とはZARDである
あけましておめでとうございます。
年始3日にいきなりの大仕事。キャリア初のプロレスの後楽園でメインを務めさせて頂きました(格闘技では経験済み)。結果は力及ばずで敗戦だったのですが、自分の技術と体力と信念を出しきった納得の試合でありました。2022年にハードルが上がってしまった部分があって、これからこの経験を超えるようなものを創れるか自信がないけれど、今年もコツコツと頑張っていこうと思います。とりあえず場外での垂直落下ブレンバスターは死ぬかと思った。
2021年に通い続けた「カレープンジェ」、大晦日から2日まで営業していました。頑張り過ぎだ。無理はしていないか。そんなに頑張らなくてもいい。それとも暦に左右されないマイペースなのか。後者なことを祈るし後者だと思います。年末年始は多くのお店がお休みをとる中でプンジェはマイペースに年末年始の営業をしていて、せっかくだからと2日に向かうとお客さんでいっぱいで整理券を取れずでプンジェのカレーにありつけずでした。残念だけれども新年のご挨拶だけはさせて頂きました。
その後、プンジェは正月休みから冬眠に入っていて営業再開を楽しみにしているけれど、口には出さずに静かに待っています。楽しみにしていると声を出すことで張り切らせてしまっても申し訳がないし、プレッシャーをかけしまっても申し訳がなく、マイペースな店主のカレーを楽しませてもらっている側とマイペースを尊重してジッと待ちたいと思います。
プンジェの外で青木真也の記事を見てプンジェに来たとの方に声を掛けてもらいました。
これもまた店主に申しわけがない気持ちになるというか、店主のマイペースにやりたい気持ちに反してしまったらごめんなさいと思いつつ、この美味しさを1人でも多くの人に知ってもらえるのは嬉しいことだよなとエゴを通して帰路につきました。今年もプンジェのカレーを食べれるだけ食べるのが2022年の目標です。選手としてとか仕事での目標はないです。プンジェが食べられるくらいにお金があって時間があればそれでいいです。年始に目標を立てて意気込むほど適当に生きてないとも言えます。生きることに日々必死です。
1月19日に営業開始予定だったときの新メニューは「芋と豚」のカレーでした。現時点ではこれしか情報がないのですが、営業開始次第飛び込む準備は着々としていて、それと同時に「今日は失敗しました」と店が開かない心の準備もしています。楽しみな気持ちと文脈を持って飛び込むのがご飯を美味しく食べるコツなように気がしています。ファンならば楽しみに待つ。それだけだ。
2022年1月半ばには格闘技の試合の話が飛び込んできました。いつどこで誰と試合しろとか、早く試合しろと客がうるさいのですが、試合をするかしないかは僕が決めるし、そこはプンジェと同じ思想です。僕は客のくせに指図すんじゃねえって思うし、僕の試合の味付けも塩梅も僕が決めます。そのあとは黙って楽しめばいいし、嫌なら見なければいいです。お互いにその自由を持ったフェアな関係を大事に緊張感を持ってやっていきたいと思っています。僕がプンジェを好きなのは客に媚びてないところがあるのです。
まあそれはそれとして。試合に対する想いは1から辿ると長々と語れる尺がほしいのですが、結論を雑にいうと「仕事だからやる」のいつもの答えになりました。仕事だからと書くと嫌なことをやるようなネガティブな感情で思われることが多いのですが、僕が仕事だからと書くときの仕事は生きるためであって、生きるとは「闘い」です。闘っている限りは勝ちではないけれども負けてはいないです。人生に勝ち負けを作ること自体が意味のないことであって、闘い続ける限りは負けないのだから生きるほかならないと思っています。何があろうと生きるほかないと思います。ZARDの「負けないで」なのだと思います。負けないで もう少し♪ 最後まで 走り抜けて♪
というわけでこの記事を書いているときに試合が決定しました。
記事公開のタイミングで試合が発表されているかはわかりませんが試合をします。本業が何かはわからなくなっていますが、これでまた格闘技選手の肩書は下ろさずにいられます。よかったのかどうかはわかりませんがあと2ヶ月ほどは格闘技選手としてカレーコラムを書いていきますのでお付き合い頂けたら幸いです。