サロマ湖の牡蠣「COYSTER(コイスター)」とココナッツミルクのキュン死カレー
漁師が恋した小さな牡蠣ブランド「COYSTER(コイスター)」でカレーだよ!
去年、クラウドファンディングで出会った北海道は湧別町サロマ湖の牡蠣ブランド COYSTER(コイスター)。
1年で収穫する小さい牡蠣なんですが、実に美味いんですよ。
湧別の漁師さん達は、この1年ものしか食べないんですってよ。
極寒の環境で人口も少ないところで育つ牡蠣なので、ノロウイルス感染源とかになる可能性は超低いらしい。殻剥いて卵も取り除いてくれるから、さらに安全と。ノロってね、人のアレが海に帰ってアレするからね。
去年は試食会にも行ったんだけど、その時のご縁で、生産者さんの菊地さんから、美味しい食べ方とか、旬な時期とか、牡蠣うんちくを教えてもらっています。サロマ湖に繋がる牡蠣ホットラインだぜ。
ということで、今年もCOYSTER(コイスター)をカリーにしました。今回はココナッツミルクでクラムチャウダーみたいにしてみました。
スパイスのポイントしては、パラダイスシードです。
パラダイスシードは、日本ではあんまり手に入りませんが、最初に甘みがあるような香りを感じつつ、ガリッと噛むと天国までぶっ飛ばしてくれる爆発的な辛味スパイスです。ブラックペッパーに類する感じですね。彼は個性が強いので、なかなか召喚する機会が少ないのですが、クラムチャウダーならベストマッチでしょ、と思いました。
スターターのホールスパイスは、マスタードシードとパラダイスシード、剥いたカルダモン、シナモン。
フツフツしてきて、マスタードシードが跳ねて反逆を始めたら、玉ねぎを炒め、GG(ニンニク、生姜)を入れて炒めます。
え~感じに茶色くなったら、パウダーは、ターメリック小さじ1と、コリアンダー大さじ1、レッドチリ小さじ0.5。今回はさらにスリランカのガラムマサラ「トゥナパハ」を大さじ1。
そして、ここにココナッツミルクを入れてから、出汁と醤油です。出汁は味噌汁に使った後に乾燥させておいた茅乃舎の出汁パックの中身を使いました。
僕はココナッツミルクと出汁の相性に最近メロメロです。
醤油は、甲府の発酵フェスで手に入れた糸島のミツル醤油です。各方面から「スーパー美味い醤油だ!」と聞いていましたが、スーパーウルトラハイパーミラクル美味い醤油です。ちょっとびくりした。このまま酒のアテにできるよ。
牡蠣は後入れです。クミンと、またパラダイスシードをオリーブオイルでテンパリングするときに一緒に火入れしてみました。ここで追いガーリックも良いかも。
そんで、牡蠣をジュッと音立てて、カレーに投入。
ディルを入れて、弱火で一煮立ちさせます。
生のカットトマトと、パクチー入れて、特製辛味カロンジスパイス(秘密だウフフ)をパラパラさせて完成。
ホールスパイスがゴリゴリして、見た目よりはハードなお味が良いです。
牡蠣も美味しい。ディルがまたいい感じで複雑化してくれます。
クレソンとかも有りですね。
これは、ライスじゃなくて、バゲットで食べるのがいいですね。新提案ですわ。
こういう生産者ダイレクトカレーはたのしいです。
皆様もお試しあれー。