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COLUMN

コラム

青木真也引き算のカレー
2019.08.27
COLUMN

2019年夏、欲しいのは引き算のカレー

written by
青木真也
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暑い。夏ってこんなに暑かったのか。年々暑くなっているように感じます。花粉症は年齢やコンディションによって違うけれども、夏だけは右肩上がりで暑くなっているように感じます。嬉しくないけど。

 

夏の暑さで人間の三大欲求である食欲、睡眠欲、性欲がダメージを負います。
暑くて食べられない。暑くて寝れない。身体が資本の我々格闘技選手にとって、この問題は死活問題です。練習の出来不出来につながり、それは試合の結果にもつながるので、なんとかしたい問題なのです。ちなみに暑くてエロできないとは僕の周りでは聞かないので、性欲だけは暑さの影響を受けないのだと思われます。暑くても寒くてもエロだけはしたいのだと考えると、寒さ暑さの影響をもっとも受けにくい産業がエロ産業だとも言えます。

 

まあそれはそれとして。暑くて食べられないとき。ここでもってこいなのが我らが大好物カレーです。スパイスで食欲を刺激するし、米が喉を通らない問題をルーが流し込んでくれるので、夏場の食べられない問題を一気に解決してくれるメニュー。それがカレーなのです。

 

当然、夏場はカレーを選択することが増えます。

 

よく松屋とかすき家の素カレーを好んで食べていました。ビーフカレーやポークカレーを名乗るけれども、シンプルなカレーが好きなのです。目先を変えてみようと先日CoCo壱番屋に行ってみました。PRじゃないです。

 

CoCo壱番屋のカレーは種類がたくさんある上にトッピングが豊富でダイバーシティなのです。
何かを選択すること自体がストレスに感じてしまっている最近なのですが、せっかくの機会だからと組み合わせを考えて思案していたのですが、新たな問題に気がつくのです。

 

トッピングにに耐え得る内臓を持っていないのです。個人の好みもあるとは思うけれども、これは年齢からくるものが大きい。36歳の内臓は無理が利かないのはもちろんのことですが、無理をしたときの代償をそれなりに予想するくらいの経験と賢さを得ているのです。

 

食べる時間、翌日のスケジュール、自分のコンディションを理解して納豆カレーのチョイスです。
20歳若かったら揚げ物が乗ったカレーとか、チーズを乗せたカレーとか、ご飯も大盛りで食べられたんだろうけれども、今はできないのです。これを老いととるか、成長ととるか。判断が難しいところだけれども、成長としていきたいし、闘う者としてはそう思わなければやっていけないのだよ。

 

最近のカレーブームで豪華な足し算のカレーが増えてきています。
ここで引き算のカレーが欲します。派手な技の応酬で足し算していくプロレスがあって、できることの中でやりくりする引き算のプロレスがあるように引き算のカレーがほしいのです。今はどうしても足し算が好まれるのは、なんでも同じなのだけれど、あえて引き算の理論で作るのもありなのだと思います。飾り気のないシンプルな蕎麦とかラーメンとかうどんがいいってあるじゃないですか。

 

豚も牛も鶏も気にならない具の少ない素のカレー。
そんな流派のカレーがあるといいし、足し算が横行している中で引き算のカレーがあってもいいし、それを支持する人も一定数いると思います。夏に食べたいのは飾り気はないけれども、こだわった素のカレーです。

 

素のカレーを食べるときは長渕剛がドラマ「とんぼ」でやったようにコップの水でスプーンを洗って秋吉久美子に諭されるシーンを真似して食べましょうか。ドラマ「とんぼ」のDVDが9月に発売されるようです。PRじゃないです。それではまた来月。

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AUTHOR

WRITER青木真也
株式会社青木ファミリー代表取締役。1983年5月9日生まれ。静岡県出身。小学生の頃から柔道を始め、2002年に全日本ジュニア強化選手に選抜される。早稲田大学在学中に、柔道から総合格闘技に転身。「修斗」ミドル級世界王座を獲得。大学卒業後、静岡県警に就職するも2カ月で退職して再び総合格闘家の道へ。そして「DREAM」「ONE FC」で世界ライト級チャンピオンに輝く。著書に『空気を読んではいけない』(幻冬舎)、『ストロング本能』(KADOKAWA)。趣味は献血、カレー、サウナ。 https://note.mu/a_ok_i
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