地に足つけてカレーを食べよう
2019年10月13日、世界最大級の格闘技団体「ONE」日本大会のセミファイナルを54秒でフィニッシュ勝利した後、僕は品川のロイヤルホストでマハラジャチキンカレーを食べていました。メンバーは株式会社GOの三浦さんだったり、青木ファミリーを一緒に立ち上げた鬼澤ドクター、幻冬社の箕輪さん、変わり種では早稲田生でAV男優を目指す篠塚さんもいます。このメンバーで深夜のロイホで祝勝会をする理由はないのだけれども、前回3月の日本大会もロイホでマハラジャチキンカレーを食べていたので、大きな仕事をしようとも、金を持とうとも変わらずに僕は居心地のいいことを大事にしています。
他のお客さんにはその日勝利したワールドグランプリ王者デメトリアス・ジョンソンやバンタム級世界王者ビビアーノ・フェルナンデスもいて戦闘力の高いロイヤルホストになっていました。彼らも稼いでいるし、宿舎が近いとはいえロイヤルホストではなく、もっと高級な店に行けるはずなのに幸せそうな顔をして、ロイヤルホストで食事をしています。
いくら稼ごうとも名誉のある仕事をしようとも、足は2本で手も2本で1日に3食です。
いいものを食べたり、靴や服をたくさん所有しても食べられる量は同じだし、身体は一つだけです。自分が必要なものと必要な量を知っていることが大切なのであって、それを把握していないのは僕はかっこよくないと思っています。自分の必要なものを知っている人がかっこいいし、自分の物差しを手放さない人がかっこいいのです。
ロイヤルホストのカレーは美味しいのです。
日本のファミレスのクオリティの高さは世界トップだし、日本の誇れるサービスだと思っています。その日本のファミレスの中でもロイヤルホストのクオリティは群を抜いています。何を頼んでも美味しいし、ハズレがないです。確か発祥は福岡で、福岡に行ったときは空港内にあるロイホで食べるようにしています。せっかく福岡に来たからロイホで食べようか的な位置付けです。
その中でもロイホのカレーは美味しいし、年に一度はカレーフェアを行なっていて、こだわりのカレーを出しています。僕はいつも定番のマハラジャチキンカレーの冒険しない性格です。メニューで悩むのってそれはそれでストレスじゃないですか。カレーの有名店に並んだり、講釈たれてカレーを食べるのもいいですが、ロイホのカレーは十分に美味しいです。それにどこで食べても安定のクオリティで、ハズレがないことも大事なポイントです。カッコつけずにロイホでカレーを食べてみたらいい。しっかりと美味しいから。
日本のファミレスやチェーン店のクオリティは本当に高いのです。この値段、クオリティ、サービスが日本にいると当たり前のように感じてしまうと思うのですが、海外にはないことですからね。海外でこのクオリティを求めたらもっとするし、シンガポールやヨーロッパでこのクオリティを求めたら2倍じゃ利かないはずです。3〜4倍はするのではないでしょうか。日本のサービスの充実度は本当にすごいのだけれども、過剰すぎて提供者側の首を絞めているようにも思うので、サービスに対する意識をどこかで整理するのは必定なのではないかとも思っています。
悪いことは言わないから、ロイホでカレーを食べてみよう。ハズレはない。
どんな時も変わらずに自分の価値観を手放さずに生きて行こうと思う。これまでもこれからも。
人は見栄を張ったり、大きく見せようとしてしまうものだけれども、自分の価値観を変えずに生きていきましょう。カレーはどんなときでも美味しいし、どこにだってカレーはあるし、どこでも安価です。食事が高くて不味いとされるイギリスでさえカレーは安くて美味しかったくらいです。
地に足をつけてカレーを食べよう。