完全にハマった”ちょいカレーとんかつ”の世界
肉の旨さを相乗させる挽き肉カレー、潔し。
小川町は「ポンチ軒」にて『上ロース豚かつ定食に、ちょこっとカレーソース』を。
カレーをソースとして機能させながら定食をいただくスタイルに中毒症状が出ております。こちらもマーキングしていた人気店。軍人のような姿勢で並び、どの定食にカレーを入れるかとメニュー選択のシュミレーションを演算処理でございます。今だけIQ180。
それにしても、こちらのお店は、外国の方に人気がある。調べたらビブグルマン店(ミシュランで認められた5000円以下のお店)でした。
とんかつの前に諸々セットされていきます。豚汁に漬物はキムチ。白米は一杯までおかわり無料。ドレッシングはフレンチ系のオリジナルが一本個別で渡され、キャベツは食べ放題という暗黙知。最高だ。
ソースは、甘めのとんかつソースとウスターソースの二種。あと、塩と、珍しい柚子ペッパーソースなるものがございました。そうこう吟味しておりますと、威厳とミステリアスな空気をまとった豚かつとカレーの登場です。低温じっくり揚げのロース。襟を正して、右端からいただきます。
サクッ
ふぬぁ… ジュワる… 何故か松任谷由実さんの輪舞曲(ロンド)が脳内リピートです。廻る廻る。やっぱり甘い。全然ギトっとしてない。養豚場から追っかけていきたい美味さ。
最初は塩がいいとのことでしたが、ソースも、ちょっと酸味ある柚子ペッパーソースも無茶苦茶いいです。豚かつ美味いなぁ。肉の活力すんごいな。
そして、カレー。くおりゃーよぉぉ… 試行錯誤したんだろうなぁ。すんげーうめえ。過去の肉の美味さを引き立てる焙煎系ではないカレー。挽き肉が入り、肉、野菜が溶け込んで単品で勝負できるが、カツとの相性もバッチリ考えられたユルめのキーマです。
辛さがあるというレビューを散見したけど、それよりも肉の旨味を感じるカレーでした。これ、すごい。調べると、赤坂:旬香亭→赤坂フリッツ→小川町ポンチ軒と洋食系で受け継がれたカレーだそう。素晴らしきかな、かつカレーの世界。
訪問日