ま・さ・に!今の東京に必要なお店!感じろポカラ!ダルバート!
大阪の谷町六丁目は「ダルバート食堂」にて『2種盛りダルバート』を。
過去、最高のダルスープ。
神戸から大阪に移動。トモヒコックの大阪予備校時代のエモ話を聞きながら各駅停車で巡る旅。今の職場、恵比寿にもタコ公園があるだなんて。切なくてアイロニー。いつか「貴方の心はオクトパス」という曲を贈るよ。
さて、スクリームなハード哀愁恋歌は置いてといてカレーです。大阪らしいミックスミックスなスパイスカレーの系譜ではなく、こちらはストイッークダルバートを提供するお店。
素敵なのは、ストイックって言ってもネパール原理主義なわけでもなく、あくまで「ネパールには、ポカラってリゾートがあってね、そこが雰囲気いいのぉ。で、そこで食べるカレーワンプレート定食が美味いんだよぉ。食べてみてよぉ♡」くらいのポップな推しなのです。この間口の広さ感覚が素晴らしい。店内もキャワイイぞ。
まず、ダルバートで嬉しかったのがネパールのお漬物ムラコアチャール。僕は初めてのSFカレ~で、スパイスアレンジしたムラコアチャールをお出ししたのですが、それと味がクリソツだった!なんか認められた気分!俺の美味いがネパールの美味いぃ!
そして、ダルスープです。一口で刻がとまった。サラサラとしつつ、淡く岩塩を感じる滋養の塊。マジで美味くて、マジでベスト。これはヤバい。寿命延びる。
カレーもめちゃくちゃいいです。チキンカレーと、卵と肉団子のコフタカレー。グレービーはサラサラめ。スパイスの種類は少ない。でも、このパンチ。名作過ぎるぅ。
今、特に東京ではインネパ系と言われるネパール人の方々によるインド料理店が多いわけですが、やっぱり一辺倒でどうしてもイマイチな感じが多いです。
日本人に馴染み深いインド料理以外で勝負するのが怖いとか、そもそも日本に来るためにインド料理しか習ってねぇから、とかとかございますでしょうが、どうぞダルバート食堂さんのように、母国のお料理をそのままに出しくんねーかなーと思うわけです。ネパール料理は日本人が好きな味よ。
いやー、美味しかった。満足、満足。しかし、この後、古美術商のギャラリーで大阪のトランプという人から猿の鉄像を譲り受けるというミステリー体験が発生するのだが、この時は知る由も無かった。
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