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青木真也カレーコラム_ブームがこわい
2021.06.28
COLUMN

日本一のカレー(前編)

written by
青木真也
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カレー屋さんが増えました。もしかしたらブームなのかもしれない。

カレーもサウナもブームになってほしくないです。店も客も質が低下するし、ブームの後は焼け野原となるのでブームや流行の類はできるだけ避けてほしいと思っています。いい客を相手に商売していきたいし、いい客のなかで自分の好きなものを味わいたいです。一見さんが来ると荒れる。それはサウナもカレーも共通しています。

 

ブーム問題はあの格闘技ブームで痛感しています。ブームの後は廃れて暗黒期が来る。何よりもブームだから触っている芯がないヤツだと思われるのが何よりも辛いのです。格闘技は20年近くプロ選手としてやってきたわけだから、自分の信念の下にやってこなければここまでできないので、僕の場合はそこの信頼で格闘技選手ができています。格闘技が好き過ぎて、格闘技以外できないから僕は格闘技を仕事にしています。

 

青木真也カレーコラム_ブームがこわい

 

好き過ぎて格闘技をしないと生きていけない。よって、消去法として仕事にする。格闘技選手はなりたくてなるものではなく、格闘技をやらねば生きていけない人間が仕方がなくなるものです。

 

これはカレー屋さんにも言えると思うのです。僕が好きなカレー屋さんはカレーが好きで仕方がないからやってるであろうお店が多いと思うし、カレー以外はできないだろう(失礼ですみません)と思う方が多いです。だからこそカレーの味は素晴らしく、誰を連れて行っても心配がない質と味を示してくれます。それ以外は不器用なのは分かるのでカレーが良ければ全てよしの姿勢でいます。待ち時間が長かったり、マスターが無口だったりは気にしません。カレーが良過ぎるが故に他の部分が粗いのもまた味になっています。

 

青木真也カレーコラム_プンジェ
要町のカリープンジェは、いつ行っても、進化しているカレー屋です

 

何故こんなことを書いているかと言いますとちょっとした繋がりで行ったカレー屋さんが低調に終わりました。それなりの値段で期待を持たせるのだけれども、出してみたら振るわない外国人助っ人的な残念さでした。シーズンの途中で帰国してしまう的な。カレーで首を傾げて帰ることは滅多にないのですが、首を傾げたことを誤魔化せない程でした。ここ数年でここまで首を傾げることはなく、ストライクの入らないピッチャーのような首の傾げようでした。

 

お客って立場は勝手だなと思いました。何故かと言いますと美味しくなかったとレビューを書くわけでもないし、美味しくなかったと伝えるわけでもありません。次は行かない選択をするだけです。お店に対して今回はどうだったと意見を伝えてくれるお客さんがお店にとって貴重と名の知れたシェフが言っていたのですが、まさにその通りで愛がなければお客は何も言わずに来ないだけです。これは格闘技選手も同じで賛否があるのは愛があるからであって、興味がなければ何も言われなくなります。言ってもらえるうちが華なのです。

 

美味しいお店はお客さんの声を大事にしてアップデートしています。いつ行っても美味しいのです。客側も日々様々な経験をして進化しています。その中で美味しいと言われるお店は日々同じものを作っていてもアップデートしてきているのですよね。アップデートがなければ、同じ味でも味が落ちたかなと思われてしまうでしょう。続いているお店や評判が続くお店は凄いですよね。ずっとアップデートして客からの支持を得ているのだから。

 

ずっと続いているお店は凄い。

 

そこで今まで食べたカレーの中でトップクラスのカレーが現れました。

実はそのカレーを10年以上前にも食べていたのですが、忘れたかったのか忘れたのかで記憶から抜け落ちていました。熊本に日本一のカレーがあったのです。次回は熊本で日本一のカレーに再会した話です。

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AUTHOR

WRITER青木真也
株式会社青木ファミリー代表取締役。1983年5月9日生まれ。静岡県出身。小学生の頃から柔道を始め、2002年に全日本ジュニア強化選手に選抜される。早稲田大学在学中に、柔道から総合格闘技に転身。「修斗」ミドル級世界王座を獲得。大学卒業後、静岡県警に就職するも2カ月で退職して再び総合格闘家の道へ。そして「DREAM」「ONE FC」で世界ライト級チャンピオンに輝く。著書に『空気を読んではいけない』(幻冬舎)、『ストロング本能』(KADOKAWA)。趣味は献血、カレー、サウナ。 https://note.mu/a_ok_i
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